こんにちは。草食系大家の中村ひろきです。
不動産投資をするにあたって、まず欠かせないのが情報収集ですよね。
書籍やセミナーを活用するのはモチロン大事なのですが、今回はネットから情報収集する方法をお教えします。
もはや役に立つかどうか怪しいサイトもありますが、不動産にまつわる話が好きな人はぜひご覧ください。
1. 物件ファン

このサイトでガッツリ物件探しをするわけじゃないのですが、なんか素敵じゃないすか。
ひとつひとつの物件に愛が込められてて、写真の撮り方や文章に魅了されてしまいます。
パソコンに向かって調べ物をしようとするときも、まるで喫茶店のようにフラッとこのサイトに寄っちゃうんですよね。
ぼくの不動産投資活動のうだつをあげてくれる、とても大切なサイトです。
2. at home

さて、物件ファンに癒されたあとはガチの物件検索サイトです。
数ある物件検索サイトの中でも、ぼくが活用しているのは90%コレ。
中古戸建投資をしたい人には外せないサイトです。
「中古一戸建て」→「(都道府県名)」→「地域から探す」と進み、数百件の物件を吟味します。
他のサイトより優れている点は以下の3つ。
- 掲載物件数の豊富さ
- 市町村にチェックを入れて一括検索できるところ
- お気に入りに追加した人の人数がわかるところ
また、サイト自体が投資家向けでないのもポイントですね。
健美家や楽待などの大手投資家向け物件検索サイトは、良い物件が出ても強い投資家が瞬殺で買っていきます。
よって、購入まで時間がかかる弱小大家にとっては戦える土俵ではないのです。
ちなみにここでいう「強い投資家」とは、銀行の担当者と太いパイプがあったり、ポンと出せる現金が手元にあって、意思決定から購入までのスピードが異常に速い投資家を指しています。
その点、at homeで一戸建てを探しているのは居住目的の一般人がメインなので、目当ての物件がぶつかる可能性が少なく、競争が起こりにくいのです。
(例えばファミリーは家賃8万くらいの賃貸戸建を検索しているが、草食系大家は300万の売り戸建を検索しているなど)
3. 不動産ジャパン

こちらも中古戸建投資に適した物件検索サイト。
先ほど「物件検索の90%はat homeを活用している」と言いましたね。
残りの10%がコレです。不動産ジャパン。
どうですか?ちょっと見にくいし不親切じゃありませんか?
内部の写真が載っていない物件があったり、情報が少なかったり。
そこが狙い目なんですよ。
投資家はどうしてもわかりやすい健美家や楽待などのポップなサイトに流れがちです。
そして、使いづらくて古めかしい雰囲気の漂うこのサイトを敬遠しがちです。
でも、このサイトをうまく使えると物件検索がめちゃくちゃ楽しくなります。
特筆すべきは物件数。試しに愛知県/中古戸建の掲載件数を比べてみたところ・・・
at homeは3,442件。不動産ジャパンは6,402件でした。約2倍の埋蔵量を誇ってます。
写真は少ない分、与えられた情報のみで「もしや掘り出し物じゃね?」と推測するのがメッチャ楽しいのです。
慣れるまで少し時間がかかりますが、ぜひぜひ触ってみてください。
4. SUUMO

一人暮らしを経験済みの人ならお世話になったであろう、大手物件検索サイトですね。
このサイトは物件を探すために利用するのではなく「ライバルを知るため」に使っています。
活用法をザックリいえば「自分の狙ってる物件と同スペックの物件が、同エリアでいくらくらいの家賃で出ているか」です。
だいたい住むための賃貸物件を探す人はSUUMOで探すので、入居者目線で自分の狙ってる物件が優位に立てるかどうかチェックするのです。
物件を不動産業者に紹介してもらった場合、業者はその物件の悪口を言いません。
しかし、ここでセールストークを鵜呑みにして物件を即買いするのはNGです。
同じような物件が同エリアに100件あったら、ライバルが100人いることと同じですからね。
業者さんに物件を紹介してもらった時は、この作業を欠かすことはできません。
というわけで、一見無縁そうにみえる賃貸物件検索サイトのSUUMOはぜひぜひ活用しましょう!
5.全国地価マップ

ここからは、いかにも不動産投資家らしいサイトの紹介。
全国地価マップは、銀行が建物を評価する際に使う「相続税路線価」や、固定資産税を決めるもとになる「固定資産税路線価」を調べることができます。
(ちょっと難しい言葉が出てきましたが、ここでは説明を省きますね。)
住所を番地まで打ち込んで調べられるので、自宅や友達の家がどれくらい値打ちがあるのか知ることができてオモロイです。
銀行から多額のローンを組むことがないぼくの使用頻度は低めですが、ぜひ知っておきたいサイトですね。
6. 見える!賃貸経営

投資家が知りたい「家賃相場」「空室率」などをザックリと把握できるサイトです。
コレの優れているところは大きく分けて二つあります。
まず一つ目。
全国の人口や空き家率など、マクロ的なデータベースが揃っていてとても見やすい。
こういうデータは役所のホームページにもあったりするのですが、いかんせん見にくいんですよね。
こちらは正確性こそ欠けるかもしれませんが、なんとなく全体を把握するには十分です。
そして二つ目。
なかなか知ることができないミクロ的なデータベースもなかなか使えるんですね。
例えば、エリアを細かく分けてどの辺りの物件が閲覧されているか、ヒートマップでみることができるのです。
これによって「ほうほう、駅の西側はにぎやかだけど東側は人気がないな」と視覚で捉えられる。
また、エリアを選択して
- 賃貸入居者の希望の間取り
- 賃貸入居者の希望の家賃
- 賃貸入居者の希望の築年数
などもグラフでかなり細かく見ることができるので、かなり楽しめます。
ただし、ぼくはデータを過信するのは好きじゃないので、実際に足を運ぶことが大切だと思いますね。
あくまで参考程度にとどめるならば、とても身のあるサイトです。
7.土地代データ

みんな大好きランキングサイト。もはや価格ドットコムの不動産版です。
こういう地名の羅列を見ているだけでワクワクするぼくにとってはおもちゃのようなサイト。
エリア別の土地価格ランキングが充実しているだけでなく、土地価格の変動をマップ上で見ることもできます。
ただ、キャピタルゲインで稼ぐことが目的ではないので、購入を検討しているエリアの価格が下降気味でもあまり気にしていません。
インカムゲインの場合は、土地価格の変動よりも賃貸需要のほうが大事ですからね。
(売却益で稼ぐ投資をキャピタルゲイン、家賃収入で稼ぐ投資をインカムゲインと呼びます。)
8. 不動産取引価格情報

国土交通省の土地総合情報ライブラリーというサイトの中にあるツール。
過去5年間に行われた不動産取引の詳細をエリア別に1件1件みることができます。
例えば「直近3ヶ月間に地元で4軒取引あったんだな。全部新築で4000万くらいか。発展してんなぁ。」
という具合に、気持ち悪いほど詳細な情報を得ることができます。
使用頻度は低めでしたが、今久しぶりにみたら結構使えるサイトであることに気づきました(笑)
国のサイトなので一応信頼できるし、気になる物件見つけたら反射的にエリアの取引履歴見てみる作戦イイですね。
9. 家造.net

東海地方限定のサイトなのですが、ファミリータイプの戸建好きなぼくには欠かせないサイト。
学校の生徒数がすぐに調べられるだけでなく、物件から学校までの距離がカンタンに調べられるツールもなかなか使えますよ。
それによって「廃校になる恐れはないか」「物件から通学する際に無理はないか」などを推測できるんです。
「全校生徒は10人!今年入学した新1年生は2人でした!」みたいな小学校エリアは、ぜひとも避けたいですもんね。
たぶん他の地方でもこの手のサイトはあると思うので、ファミリー戸建を狙う人はぜひ探してみてください。
ちなみにぼくがファミリー物件を好きな理由は、単純に一番長く住んでくれそうだからです(笑)
10. 大島てる

ラストは泣く子も黙る事故物件公示サイト。
画像内の数字は、そのエリアの事故物件掲載数を表しています。
あまり神経質になる必要はないにしろ、購入を検討している物件の周りはやっぱ見ちゃいますよね。
わざわざ「泣く子も黙る」と書いたのは、事故の詳細や部屋の号室まで書かれているから。
一人暮らしで今これを見ているあなた。
地図をズームして、今住んでいる部屋に「炎」のマークが表示されていたら・・・
まとめ
いかがだったでしょうか。
ネットの力を最大限に活用すれば、かなりの情報が手に入ることがわかったのではないでしょうか?
ぼくが会社に勤めながら不動産投資ができるのも、これらのサイトから効率よく情報を得られるおかげです。
本業で多忙な中で不動産投資を始める方こそ、ネットをガンガン活用していきましょう。
それではまたー!
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