こんにちは。中村ひろきです。
不動産投資に興味を持つ人は、たいていこんなことを考えていますよね。

ぼくも全く同じことを考えていました。
業者もセールストークで連呼しますよね。「あとは放置するだけですよ!」って。
ここで本題です。不動産投資とは、ほんとうのほんとうに不労所得なのでしょうか?
今回は、最初の物件を17ヶ月運用した現役大家のぼくが、その間にやった仕事を公開します。
不動産投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね!
※なお、一口に「不動産投資」といっても、売却益で稼ぐモノやREITなども含まれてしまいます。
ここでいう「不動産投資」とは、月々の家賃収入を得る意味で統一しますのでご注意ください。
そもそも「不労所得」ってなに?

あいまいなカンジで使われている「不労所得」という魅惑的なフレーズ。
ひとまず言葉の意味をハッキリさせておきましょう。
不労所得とは、それを得るために労働する必要がない所得のこと。 労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い。(Wikipediaより引用)
「それを得るために労働する必要がない所得のこと」とあります。
もっとシンプルに言い換えれば「寝ながら稼ぐこと」といえるでしょうか。
さぁ、不動産投資は「寝ながら稼げる」のか。ぼくの答えはこうです。

さて、この真意を解説していきます。
三重苦を乗り越えてリフォーム完成!入居希望者現る!

このブログで何度も紹介してますが、ぼくの1軒目は「シロアリ・傾き・ゴミ大量」の問題物件でした。
見学した時に「ここに人が住めるようになるのか・・・?」と恐怖感すら覚えるほど。
しかし!各方面のリフォーム業者さんのお力添えにより、見違えるようにキレイな部屋へ変貌。
片道2時間の距離にある物件に毎週通って、一つずつ地道に問題を解決していったのです。
近隣の不動産屋で入居募集をかけて、ようやく入居へこぎつけるまで約3ヶ月。
募集後はちょくちょく内覧希望があったので、そのうちに決まるなぁと楽観的に捉えていました。
苦心の末、最初の家賃55,000円が口座に振り込まれた時の感動は今でも忘れません。
この感動って、家賃収入の入金にこぎつけるまで労働してなかったら絶対に味わえなかったと思うんですよね。
家賃収入が毎月入ってくる仕組みが完成するまで、たっぷりと労働をしたからこその感動に違いない。
つまり、不労所得とは、労働をしないことではなく「仕組みを作るまで労働を先払いすること」を指すのです。
トラブルが全くないわけじゃない。でも・・・?
さて、たっぷりと労働を先払いしたおかげで、無事に家賃収入を受け取る仕組みが完成しました。
これで一切労働することなく「寝ながら稼ぐ」ことができるのでしょうか。
答えはノーです。
入居者さんが決まってから3ヶ月たったある日、こんな仕事が舞い込んできました。
以下、入居者さんとの実際のLINEのやりとりです。

蛇口の水漏れが発生しました。
しかし!うろたえることはありません。ここからが大家業の素晴らしいところです。
大家であるぼくは、蛇口に関する知識を有することも、現場に急行する必要もありません。
入居者さんに好きな業者さんを手配してもらい、かかった費用分の家賃を引くだけです。
(業者さんを探してもらう手間をお願いする分、家賃は多めに引いてあげてます。ただの愛です。)
その7ヶ月後、再び入居者さんからLINEがありました。

今度はトイレの水が止まらなくなりました。
このときも、再び「業者さんを見つけてもらう代わりに家賃を多めに引いてあげる作戦」で乗り切りました。
この入居者さんはかなりいい人なので、今後もトラブルがあったら多めに払う気満々です。感謝しかありません。
というわけで!不労所得の本質をまとめます。
家賃収入を受け取る仕組みを作り上げたあとも、全くの不労所得になるわけではありません。
ただし、舞い込んでくる仕事は「決断する」「手配する」ことが役目であり、汗水垂らして労働する必要はありません。
これを不労所得と呼ぶのか、呼ばないのか。解釈の仕方はあなた次第です。
少なくともぼくは、自身がオーナーとなった物件を「放置」するのではなく「見守る」という感覚。
誰だって、自分が借りた物件をオーナーさんが「放置」してたらいい気はしないですもんね。
なお、ぼくのように修繕リスクが高い物件を避けたいなら「管理会社を入れる」「築浅物件にする」でほぼ解決するかと。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ぼくが所有物件から家賃収入を受け取ってからの17ヶ月間をできるだけリアルにお伝えしました。
補足で説明しておきますが、ぼくが入居者さんと直接やりとりをしているのは、管理会社を介さずに「自主管理」しているから。
入居者さんと直接やりとりするのが煩わしいという方は、管理会社を介することもモチロンできます。
すべては、あなたがどんな不動産投資像を思い描いているかにかかっていますね!
不動産投資は、あらゆるトラブルに対するセーフティネットが整備されています。
必要以上にビビることなく、とにかくやってしまうことをおすすめします。
ぼく自身、ドキドキしながらも入居者さんとのLiNEを存分に楽しんでますよ〜〜!!
そいではまたー!
どんな物件を買うか迷っている方はこの記事が参考になりますよ。